2-1.自助努力の精神
近年はネット検索で必要な情報を比較的容易に入手出来る世の中と云われていますが、あくまでも一般論であり
趣味世界に限らずとも核心を突いた内容、具体的な解答を無料で入手するのは容易ではありません。問題の核心に
迫る為には現状の自分からの距離相応の努力が必要となって来ます。
2-2.貪欲の精神
自身の能力を高める為には貪欲に知識を吸収する事です。但し知識を活かした経験が無ければ、智慧は生まれま
せん。詳しくは後述しますが、知識のみに逸ると却って様々なトラブルで苦しむ羽目になります。
またコレクションに対しても貪欲になれば、少々の苦難も容易に乗越える事が出来る筈です。
2-3.還元の精神
自身の努力によって得た情報は積極的に公開し、広く同好に還元する事で新たな情報が入って来るものです。
情報を出し惜しみすれば、結果的に自分の世間を狭くしてしまいます。
3.物事の本質を知るべし
3-1.本来の切符とは?
一般に切符と呼ばれるものは、本来代金と引き換えにサービスを受ける権利を有する証紙『有価証券』である
事
を忘れてはなりません。尤も「切符を買う」と云いますし、現に代金と引換えに手にする事から意味を履き違えて
いる人も少なくないでしょう。しかし実際は切符を買う事で受けられるサービスに対価を支払っているのです。
3-2.では市場に出回っている切符は一体・・・?
個人売買や趣味業者が商品として販売している切符は一般には古物骨董です。様々な理由で趣味需要に合わせて
市場に流通しているのです。近年では切符を扱う事業者が放出する例も少なくありません。
4.物事の本質を踏まえるべし
4-1.市場に流通しているものを集める
評価額は様々ですが、オークションでは金子さえ惜しまなければ幾らでもコレクションは増え続けるでしょう。
切符オークションで10万円を超える落札品は殆どありませんから、それこそ自家用の飛行機を持てる位の予算が
あれば、欲しいものは入札さえすれば必ず手に入るでしょう。尤も庶民には夢の話ですし、実際斯様な立場になれ
ば切符集めに魅力を感じなくなるでしょうね。
4-2.現役の有価証券を集める
先ず現在進行形、未来思考型の収集活動として出札窓口に行く場合、これは本来の有価証券をコレクション目的
で購入することになります。従って発行に関しては規則規程で定められた条件下に限定される事は至極当然である
と云えます。
発行側の立場としては、私達収集家も本来取り交わすべき契約の履行不履行に関わらず、表面上は一般の利用者
と同等に扱う、即ち私たちは一般客に発行する切符と同様のものを、趣味目的で購入することを黙認されているに
過ぎないのです。
5.使用済の切符について
自分が旅行に使った切符を記念に貰って帰りたい。誰でも一度は考える事かも知れません。
その昔は審査が厳しく、無闇に貰えるものではありませんでしたので、低額なものならば一枚余分に買う、長距離乗
車券ならば目的地の一駅先まで買って途中下車の形にする、連絡乗車券ならば接続駅まで使用し前途を放棄する、等々
若干のテクニックが必要な時代もありました。
今は改札掛に申し出れば証明印押捺、磁気券ならばパンチ穴を開けるなど処理手続を経た後に持ち帰り可能な場合が
殆どで、国鉄末期以降に収集趣味を始めた人ならば、逆に斯様な状況を当たり前に感じているかも知れません。
但し手書きとなる補充券類、年号が入らない車内補充券など不正使用される可能性が高い券種については厳しく回収
審査されている事は昔と変わっていないようです。
一方でコレクション用に補充券を発行して下さる現場もありますが、どちらかと云えば使用しない事を前提に応じて
頂ける場合が多いです。この場合は実際に使用しない(出来ない状況の)切符を発行する事自体に矛盾を感じるかも知
れませんが、愛好家の要望に応える或る意味苦肉の策とも云えます。
なお実際に使う切符を補充券などで入手した場合は(本来ルールですから当然なのですが)到着駅にて回収される事
を覚悟しておかねばなりません。「貰えるのが当然」と云う誤った権利意識はトラブルの元ですから注意して下さい。
あくまでも規程では回収する事が原則となっています。持ち帰れる場合は御好意に感謝しましょう。
6.他人に迷惑をかけるべからず
漠然と「迷惑をかけるな」と云われても、余りピンと来ないかも知れませんね。
ここで云う「他人」とは直接的には掛員、一般客、そして同好の仲間です。但し同好の仲間は常に他人であるとは限
りません。
幾ら初心者の皆さんでも明らかに反社会的な行為、非常識的な行為は迷惑千万である事など先刻御承知でしょうが、
問題なのは「自覚の無い迷惑行為」です。その行為、要求がルール違反である事を知らない、先方に迷惑を掛けている
自覚が無い、或いは「自分一人くらいなら大丈夫だろう」と云う特別意識、実はこれらが一番厄介なのです。
これらを回避するには正しいルールを学び、理解しておく事が必要です。尤も勉強して知識を増やす事は必要不可欠
ですが、知識のみに逸ると却って様々なトラブルで苦しむ羽目になります(重要なので敢えて前述を繰返します)。